祭服 Vestments

教会規定によって聖職者が、祭式、ことにミサ、秘蹟授与、祝別・聖別、行列などの場合に身につける衣類。ギリシア式典礼に9種類、ラテン式典礼に18種類。

すなわち、
下衣6種(アミクトゥス、ファノネ(教皇肩衣)、アルバ、チングルム、スプチンクトリウム、ロシェトウム)。
上衣4種(カズラ、トゥニチェラ、ダルマチカ、プルヴィアーレ(カッパと同じ))。
典礼上の徽標4種(マニプルス、ストラ、パリウム、ラチョナレ)。
典礼上の徽飾4種(司教用履物、同手袋、司教冠、ビレタ)

使用法により分類すれば

ミサ執行司祭の祭服は、
アミクトゥス(amicus)、アルバ(alba)、チングルム(cingulum)、マニプルス(maniples)、ストラ(stola)、カズラ(casula)である。
その他、祝聖別、降福式、主日ミサ前の灌水式(asperges)、葬儀ミサの赦禱(absolution)、前後のミゼレレ(miserere)の際などには、大外衣(cappa)をその上にまとう。

司教の祭服は以上のほか、
トゥニカ(tunica)、ダルマチカ(dalmatica)、司教靴、靴下、手袋、司教冠(mitra)を含み、大司教の場合はさらにパリウム(pallium)が加わる。

教皇祭服は以上のほか、
スプチンクトリウム飾(subcinctorium)、教皇肩衣(fanon ; 伊 fanone)が加わる。

祭服の色は、白赤緑紫黒の5色があり、それぞれ教会暦に従い、聖節および祭式の意義に応じて着用を変える。色も祭式の意義を象徴しているからである。これらの祭服や祭具などを納めておく聖堂内の室を、香部屋(sacristy)と通称している。